サンダーランド大学 サイバー攻撃の犠牲者続出
イングランド北東部に位置する高等教育機関、サンダーランド大学が、大学を狙ったサイバー攻撃の増加する波の中で、新たな犠牲者の一人となった。ここ数ヶ月の間に、同じくイングランドのニューカッスル大学や、米国ワシントンDCのハワード大学など、他の学校もサイバーセキュリティに対する同様の脅威に見舞われている。
サンダーランド大学の場合、このサイバー攻撃により、学生はオンライン、遠隔/通信教育の授業にログインできなくなり、職員は大学のネットワークに保存されている電子メールやその他のデータにアクセスできなくなった。同校のオンライン・インフラは、復旧作業によってネットワークがオンラインに戻り、学生や職員がアクセスできるようになるまで、5日間にわたって使用不能となった。
大学が新たな標的に
世界的な大流行が人々の生活や働き方を変え、特に多くの若者が互いに近接する学校という状況において、大学も他の組織と同様に変化を余儀なくされた。インターネットを利用した遠隔学習は、一部の大学や特定のコースではすでに浸透していた。しかし、パンデミックはこのようなシステムの利用と依存を加速させ、大学はデジタル・インフラにより重点を置くようになった。
多くのサイバー犯罪者にとって、これは新たなチャンスとなった。長年の経験を持ち、侵入に対してサイバーセキュリティを「強化」している企業や政府機関よりも、大学は、デジタルインフラが円滑に機能することにこれまで以上に依存している、より容易なターゲットと見なされたのである。
サイバーセキュリティを無視したランサムウェアの増加
現代におけるサイバー攻撃の最も一般的な形態の1つは、"ランサムウェア "として知られている。いたずらや破壊が目的ではなく、ランサムウェアは完全に利益を動機としている。このような攻撃では、ハッカーがサイバーセキュリティを迂回し、ネットワークを掌握することに成功する。そして、正当なユーザーを締め出し、自分のデータにアクセスしたり、ネットワークを操作したりできなくする。
ハッカーはその後、解除料を支払うことを条件に、ネットワークの制御を施設に戻すことを提案する。データがどれほど重要で、どれほど迅速にアクセスする必要があるかにもよるが、これはデジタル犯罪者にとって非常に有利になり得る。組織は、要求に応じる方が安くて早いと判断することもある。
デジタル・セキュリティの重要性
より多くの貴重なデータがネットワーク上にデジタル保存されるようになり、機密情報や重要情報へのアクセスを適切に保護することがこれまで以上に重要になっています。現代のサイバーセキュリティは、強力なパスワードだけでなく、多要素認証やフィッシング対策も重要なネットワーク・セキュリティです。
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